3人に会う②ヤリチン編

あっちゃんを降ろし、怒りがおさまらないまま
車の中で出会い系サイトを見ていると
前から何度かメール来てた人からまたメールが来てて
「今日ご飯食べに行こうと約束してた人にズラされた」との内容。

もうあっちゃんとオムライス食べたあとだったので「私とアイスクリームでも食べますか?」と返信。
すぐに「ぜひぜひ!」とメールきて、直後に待ち合わせする。

ヤリチンのスペック
年齢:50歳
誰似:やさぐれた石田純一
職業:トラック運転手

ヤリチンは多分昔はイケメンだったんだろうなぁという名残りはあるものの、物凄くやさぐれており、だけど変に明るくて哀愁がはんぱなかった。
元々わたしにくれたメールの内容。
「あなたの日記などを読んで強く共感しています。俺も病的なセックス依存だと思います。不特定多数とのセックスがやめられず職も家族も失い人生が崩壊しました。金もすべてセックスに使いました。今は離婚し子どもも手を離れ守るべきものがありませんので崩壊しようもありませんが、特定の彼女がいるもののやはり不特定多数とセックスしたいのは変わらず、まあ諦めてもいますが悩んでもいます」

ただのヤリチンじゃねーか、と鼻くそほじりながら読んでいましたが
セックスとかではなく、とにかくあなたの話が聞きたいと言っており、まぁ悪い気はしなかった私はセックスする気はさらさらないままヤリチンに会ったのであります。

ファミレスであんみつを食べながらお話しましたが、会ってみるとヤリチンは自分の話ばかりで特にわたしの話を聞きたがる様子はない(おい)
車の事故に遭った話
がんになった話
孫がいるけど孫いるように見えないと言われる話
などを気が遠くなりそうになりながらひたすら聞きカウンセラーのようなきぶんになる。なぜにわたしはお前を癒さなければならないのか…頭の中がハテナでいっぱいであった。
その中でも、ヤリチンの彼女の話がひどくて
「彼女さ、すげぇ酒飲むんだ。で、帰ってきてベロベロに酔っ払ってエッチしてくれ!って騒ぐからするの。で、朝起きてエッチ最近してないって言うわけ」
わたし「はあ。どういうことでしょう?」
「酔って忘れてんの!仕方ないからまた朝エッチするんだよ。そんなんばっか。うちの彼女そうとうイカれてて手がかかるんだ」

ヤリチンよ…
その女性のどこがイカれてるんだい…?
もう最近は野菜のキチガイトークを聞きすぎて、キチガイのハードルが果てしなく上がってしまっているので
軽々しく「イカれてる」とか言われると無性に悲しくなるっていう…

ヤリチンにこれからどう?と言われ
セックスしないって言ったのに…言ったのに…とショックを受ける純真なわたし笑
まぁあっちゃんの件でイラつきが凄かったのでセックスしようかなぁという気もしたけど
その時ちょうど野菜から
「今日すごく君とセックスしたいので札幌行きます。都合よかったら連絡ちょうだい」とラインきたので
「わざわざ田舎からわたしとセックスしたいという人が来るので今日は帰ります」と言うと
ヤリチンは困惑の表情を浮かべていました。

野菜〜今行くからね〜笑