38くんに初めて会った日のこと

2017.10.6のことです。
他サイトで知り合った人に誘っていただいたので会うことにする。その人とラインでやり取りしている最中に、お友だちともラインしてて「新規に会ってきます」「変なやつだったら明日そいつは消えてると思う笑」とお友だちに送ったつもりが間違ってその人に送信してしまい、メインサイトでの悪行(新規の日記晒し)をまったく知らないその人から「まぁ他の人に喋っているのは何となくわかっていました」と返信くる。

気まずいので普段だったらその時点でやめてしまうところですがメールのやり取りで多分かなりいい感じの人であろうという気がしたので会うことにする。

38くんのスペック
年齢:28歳
身長:172センチくらい
体重:75キロくらい
性格:見た目はまったく20代に見えず、かなり貫禄があって落ち着いた雰囲気。飄々かつ、ぬぼーっとしている。世を達観したような鋭い眼光。明るくて話も面白い。聞き上手。
ちんこ:普通

街中にいるというのでわたしが車で迎えに行ったが「どこに迎えに行けばいい?」ときくと「狸小路までお願いします」と返信きて「いや狸小路ってざっくりすぎる。住所は?」といきなりキレるわたし。
車に乗せてからも「あのさー狸小路広過ぎるのになんで狸小路まで、とか言ってるの?意味わかんない」とボヤき続けると「どこから来るのかわからなかったから一方通行のことを考えると車の停めやすい場所を指定できなかったのでとりあえず狸小路って書いたんだけど、その通りですね…」と理屈っぽいことを言って、ぺこぺこしている38くん。
「あ、優しさで言ったんですね」とわたしも謝る。
わたしは珍しく「ご飯食べましょうか」と言い、びっくりドンキー行く。

ご飯食べながら38くんに、今までのわたしのことや出会い系になぜはまったのかとかいう話を延々としたんだけど、38番は「ほうほう」と言いながら興味深そうに聞き、笑っていた。
かなりのインテリ臭がしたのだけど聞けば国立大学の大学院の学生とのこと。危険地帯の外国に行った時の話や華麗すぎる経歴を聞き「エリートなんだね。わたしは最底辺で泥水すすって生きてきたから」と言うと「いやいやそんなことないですよ。おれもアウトローなことしたい」と一応言っていた。

そのあとホテル行ったんだけど、わたしがお風呂に入っている間、なんと勉強していた。驚愕すると「月曜から日曜まで朝8時から22時くらいまで勉強してるからまあ普通…」と。それでいきなり○×問題出されたんだけど、文面が難解すぎてまったく入ってこず適当に「それは当然マルでしょ」と言うと「合ってるわ笑かっこいいなぁ」と笑っていてなんかすごく和んだ。

ベッドに入るとキスしたり抱きしめたりばかりで、かなり困惑していると「セックスじゃなくてこういうことがしたいんでしょ?」と言われる。かなり図星すぎてうろたえたけど「若いくせに生意気や」と言う。
でもわたし…ほんとにただいちゃいちゃするの大好きだし、そういうゆったりしたことしたいんです。その後も次々とわたしの心を分析したようなことをズバズバと言い当てられ、わたしの日記を読んだこともないのに非常にわたしのことを理解してくれている…きっとびっくりドンキーで話したことをすごくよく聞いてくれていたのだろうし、しかもなぜそういう風に至ったのかをなにも言わずともわかってしまう人なのだな…と強く感心する。

その長すぎるいちゃいちゃと、彼の人柄にすっかり魂を奪われてしまい「いやなんか、すごく好きになりそうだからセフレにして」と言う。38くんは「なんでセフレなの笑」と言うので「年齢が違いすぎるし、立場も違いすぎるから好きになるとかはおこがましいけどセフレならまぁいいんじゃないかなぁと思った」と言うと笑いながら「意味がわかんない。そんなことはない。おれも好きだよ」と言う。そんなことはないって何…どういう意味…とおろおろしながら、いやしかし完全におちょくられている…こんな14歳も年下のやつに…とやりまんのプライドが傷つく。「でもさ他の人ともやるんでしょ?それやめて欲しいなぁ」と言われ、普段だったら何言ってんのって感じだけど真剣に野菜とどうやって別れようかなぁと考えるわたし。

38くんはかなりディズニーファンであり、ディズニーランドの話で盛り上がれるし、食べ物の趣味も似ていた。東京のそばがとても美味しく、歴史を感じてしまったのだけど、その点北海道は素材に頼りすぎて味付けが雑だから嫌い、北海道は歴史がないから味付けで内地には敵わない、というと「本当にその通りだねぇ」と言い、その後もわたしが北海道に歴史がないのが心底悲しい、と言うと「でもアイヌがあるでしょ」と38くん。わたしが「アイヌを名乗る人に誇りを感じないし金のにおいしかしないので嫌い」と言うと、彼はアイヌの歴史についてわたしがまったく知らなかったことを語り出し、わたしは何の知識もないのに雰囲気だけで批判してとても愚かだったなあと反省する。同時に、やはりこういう見識の深い人は魅力がありすぎる…とますます夢中になってしまう。

そして娘が受験生なんですけど非常に行き詰まっており、それを相談すると「とてもよくわかる」と言い、為になるアドバイスをたくさんしてくれる。わたしには学歴がなく娘に何も応えてあげることができなかったので、もうこの時点で38くんが神か何かに見えてくる。

帰ってきてボーッとしながらお友だちに「恋してしまった」と送ると「年下狂いの熟女」と返信きて、あまりに的確な表現にぐうの音も出ないのでありました。