すっぽかしとカバ似

こないだすっぽかされた男は、実はいい男なのではないか?という気持ちがあり再度約束をする(自分から)安定のやっすい女。安定のダメンズ

車がないというので迎えに行ってやる。
するとすっぽかし野郎が現れる。見た目…不潔そう&貧乏そう&頭悪そうな感じ。
第一印象的にオイオイオイオイオイ…って感じであった。でもいちおう車に乗せる。

すっぽかし「俺こんなんですけどいいかなー」
わたし「はい…」
すっ「今日はなに?ムラムラしてたんだ?笑」
わたし「…いや…そういうわけでもないんだけど」
すっ「えー、そうなのぉ(と言って手を触ろうとする)」
わたし「触らないで!セクハラやめてもらえます??」
すっ「えっ…なに…そうなの…ごめんね…??」
わたし「(ぜいぜい…超ヤダ…でもせっかく来て貰ったしネタになるかも知れんから、さっさとセックスだけして帰ろ)どこ行きます?」
すっ「えー?なんか考えてた??」
わたし「(ここまで来てなんだこいつ…)いや別に」
このあと5分くらい、えー?どーするぅ?と言い続けるすっぽかし。

すっ「じゃ、じゃあホテル行く?オレ札幌来てまだ3ヶ月だからよく知らないんだけど」
わたし「わたしの知ってるとこ行きますか…」

と言って向かう。

途中すっぽかしは「出会い系で会うのは初めて。俺は割り切りとかしないし!そんなんするなら風俗行った方が安いし!」と偉そうに語るが、お前のスペックと車なしで素人女とセックスできるわけねーだろ!(私以外は笑)と心の中でツッコみまくる。
話している途中、こいつホテル代持ってきてんのかなぁ…と疑念が湧き、普段は絶対にそういうことは聞かないのですが「ホテル代とかあるの?」と聞く。すっぽかしは「ホテルっていくらかかるの?」と聞くので「多分高かったら8千円くらい」と答えると「うわーちょっと足りない。30日給料日だからそのあとなら行けるんだけど…今日俺んちじゃだめ?」と。

わたし「…いや…知らん人の家に行くのヤダからもうやめる」

男を見た目で選ばない&車もほいほい出す&必要ならば金も出すわたしに断らせるとかたいしたもんだよお前は!!!

わたしのどんよりムードをさすがに察して黙るすっぽかし。降りる時に「もしブロックされてなかったらまた連絡するね」と。いやあと5秒後にブロックしてるから…(;^-^;)

心から虚しくなるが
まだ諦めないわたし。ハート強ぇ。
改めて出会い系サイトで新規探す。
「約束して会ったけどカスだった。悲しい」等々つぶやくと、じゃオレとしよう!と何通かメールが来て、その中から適当なひとりと約束する。今ガストにいると言うと、すぐ行くから待っててとのこと。

そしてカバ似の男が現れる。

カバ似の男のスペック
年齢:47歳
身長:180くらい
体重:85キロくらい
職業:車の営業
誰似:カバ
性格:出会い系をやり込んでいる。キチガイみたいな病んでる系の女が好き。
ちんこ:小さい

カバ似の男はわたしに会うなり「かわいい!超タイプ!こんなかわいい人が出会い系サイトでエロネタばっかつぶやくとか信じられん!オレついてる!」と不自然に褒めまくる。こいつ…相当慣れておるな…と警戒するわたし。
カバ似は出会い系で相当会ってるらしく、歴代会ってきたキチガイ女の話を自慢気に語る。
「でもここ1年誰にも会ってないんだよ。なんかもうサイトやってても割り切りばっかでしょう。そんな金ないし怖くてね…君みたいのほんと稀だから。ずっと君の書き込み読み続けてたけど今日のさっきまで業者かもしれん、と疑ってたしさ」
会いすぎて痛い目にいっぱい合ったのだろうね…気の毒だわ…

カバ似は慣れすぎてはいるが、そんなに嫌なやつではなく「いきなりホテル行くの?それともなんか食って交流深めよっか?」と言うが、もう時間も遅いし食欲もないので「ホテルでいいよ」と答える。
ホテルに着きセックスしたけど、キチガイが好きなわりに超普通…というか全然良くなくて、2回しよっか?と言われたけど「病み上がりだからもう帰りたい」と言う。これでセックスが少しかよかったらテンション上がるけど…なんかついてない日ってあるよね。そういう日に無理しちゃダメだよね。ほんとそう思った。
帰りに「朝ごはん買っていこうか?」と24時間営業のサンドイッチ屋に行き、たくさんサンドイッチ買ってくれる。

カバ似は「また会おうね。初詣とか行くの?一緒に行こうか?いつひま?いつひま?」と言う。
なぜにお前と初詣…と混乱しつつ「またメールするね…」と答えるのが精いっぱいであった。